前線よりも...後ろ......そこに火を届かせるには...罠か、魔法か...でも魔法はタイミングが難しいよな、敵の後方なんて、見えないし。飛竜が沢山居ればいいけど、そうそうはなあ...[ うーん、と考え込んだ後、あ!と声を上げる ]鳥!鷹匠の使う鷹とか、どうだろう?[ けれど、魔法の助けを借りても、戦に怯まず命を聞いて油を運ぶ鳥を訓練するには、相当時間と手間がかかるだろうな、と...真剣に悩みながら、金髪を掻きむしっていた姿を、ディークは覚えているだろうか? ]