わあ、こんな生き物みたことなーい。[思わず乾いた笑いが零れた。常識的に考えて明らかに人間界には存在しないものがいる。つまり、やっぱり、どう考えても、あのお調子者のくそ親父の契約どおりに]ここって……、もしかして、魔族の住処?っていうか、魔界?[謎の目玉蝙蝠がキュルルっとお返事した。そもそも羽根の生えた人外自体にびっくりしたというか、お調子者の適当な作り話だと思っていた物語が、事実だったかもしれないことにまずは驚愕すぎて、現状がまるで現実味を持っていない]