―回想:5年前の卒業式終了後・校庭―[後輩たちからの別れの挨拶の波がひと段落した頃。近づく馴染みの栗色>>54を見つけて、緩く手を挙げる]よーう、カーク。相変わらず甘い匂いしてんのな。――あァ、サンキュ。おまえに祝われるのが一番嬉しい。