["大事な紙"と称されたものに何が書かれていたのか、
予想もつかなかったけれど、己が立ち入る部分ではない、
それだけは何処となく感じることが叶い。]
……なあ、リエヴル。
お前は、勝ったら何を願うつもりだったんだ?
私は――… 願う必要は、なくなった。
私の"願い"は、お前の為に使おうと思っている。
[如何してでも欲しいものだったのだろう。
遊戯での彼を思えば、其処に理由があったとしか思えずに。
今更何を、と、あの時のように
手を払い除けられてしまうだろうか。
否、それでも。リエヴルを真っ直ぐに見つめ、返答を待つ]