人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


死せる忠臣 クレステッド

― 戦場 ―
[その奇妙な陣形>>138に気を配る程の余裕はクレステッドにはなかった。
ただ、中隊指揮官クラスの者達はその陣形に警戒の念を持ったが、結局その真意を読み取ったものは居なかった。

陣の薄い部分への的確な攻撃に布陣が崩れ始める。
とは言え、そのような位置にも巧妙に描かれた魔法陣による罠は、容赦なく発動する。
一部の優秀な隊長は、敵隊をそう言った位置に誘導するように動くが、果たしてそれは成功するだろうか。

さておき。
コボルドが凶暴化し始めたのに連なるように、今度はゴブリン達も同じように凶暴化し、敵と見るや集団で囲い、殴り付けるような戦術を取り始める。

しかし、ベネディクトの作戦は功を奏したといえる。
一点突破を試みる義勇軍の軍勢>>140は、確かに、着実に前進していた。]

(143) 2014/09/23(Tue) 21:34:42

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