-巡洋艦ナハティガル/医務室-[ぽん、と。思わず、頭を撫でてしまった。少しばかり息苦しそうなその様子に、思わず、手が伸びた状態だった。] おう。 話させてすまんな。無理しないでくれりゃあ、俺からすれば充分だ。 話は、落ち着いてからで充分。 忙しくたって――大丈夫だろ。機会はいくらだってある。 この先も、な。[その返答はある種の確信を持って。シュテルンの思い浮かべる人の生を、これから先も疑ってない表情だ。]