体育館裏へ行く前に、ノトカー君には引き続き補修を受けてもらうぞ。
わが歴史研究部の部室にはカッツバルゲルという剣>>0:295のレプリカ>>0:309が置いてあり、部長のツィスカ君がたまに振り回している。
神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世によって編成された傭兵部隊が装備していたことで知られるこの剣は、15世紀後半から16世紀にかけて用いられた。
刀身はまっすぐで、S字型、または8の字型の鍔と、魚の尾ビレの形をした柄頭が特徴だ。
当初は刺突を目的とした短めのショートソードだったが、時代が下がると、斬りつけることもできるよう刀身80cmのものも用いられるようになったという。
ところで、「神聖ローマ帝国」という名称を不思議に感じたことはないだろうか?
ローマ(イタリア)から遠く離れたドイツで、なぜ「ローマ」で「帝国」で「神聖」なのか、と。