フォルテア隊では、指揮下小隊を一部、河川際に展開して援護を行っていますが、 帝国のトゥーレーヌ准将らしき馬影を見たものはいないようです。 まあ……薄闇の戦場で、それもあんな前線で一瞬だけすれ違ったところで、敵を―――それも、将を見抜けるもののほうが少ないでしょう。[見落とした可能性も無くはないが、そも、ケースが特殊すぎた。侵入経路を問う声には首を振った。>>1009]