― 魔王城最深部 ― フッ……。[こちらの放つ覇気への、勇者の反応>>140。 それを愉しげに見遣るが、その手の剣が光を散らせば、その気配に僅かに緊張を孕ませた] ほう。 その力、やはり本物――か。[魔王の纏う不可視の鎧――即ち魔力そのものを切り裂いて、その身に切っ先を届かせる可能性。 僅かに存在するその内の一つを、魔王は勇者の振るう聖魔剣に見出した]