[“来る者は拒まず、去る者は追わず”
それが先代の船長のポリシーだった気がする>>51。
お人好しだったマーティン・スローンチャ船長は、困った者や行き場のない者を見つけては、船へとよく連れてきた。
“困ってる人を助けるために作った”
彼の船長はそう、豪語していたような記憶がある。
もっとも酒の席でのことなので、変に口走ったことを変に取り違えて覚えてるだけかも知れないが。
確証に変えたいなら、付き合いの一番長いだろうテオドールにも聞いてみればいいのだろう。
しかし確認しなくても、それが真実なのではないかと思う。
そうでなければミーネ>>28やドロシー>>5、抜けていったあのガキ>>91や、エレンとか言った女>>77を拾うことはなかっただろう。]