[上陸地点から徒歩で野営地を探し、テントの設営にかかる。
見知らぬ土地であれど、場所の見極めも設営技術も心配は無用と踏み、適当な木に身体を凭れてベルティルデを見守る態]
ハイ、ご苦労さーん。
[力仕事だろうが手を貸すことはない。
テントの設営が終われば軽い労いをかけて、出来を検分する。
基礎の基礎だ、ここまでは何の文句の付けようもない。]
あァ装備は、そうだな…地図とコンパスは別枠として、
この中から必要なものを5点まで持って行く、って形式で。
ナイフを選ぶなら残り4点だが、好きに選んでいいぜ。
[ナイフ、使い捨てライター、水筒、ロープ、籠、ワイヤー紐、望遠鏡、簡単な調理器具、枕、釣り針と釣り糸、虫眼鏡、諸々、任務の前に用意されていた布袋の中身を並べてゆく。
さて、彼女は何を選ぶだろうか。
サバイバルの必需品以外も案外どうでもいいものが混ざっていたり、なぜか2,3冊グラビア本が転がり出てきたが、それはさり気なく横に避けておくことにした。]