人狼物語−薔薇の下国

208 守護天使は暗闘する


天使長 シルキー

[お互いが歩み寄る姿は想像がつかないというエレオノーレ>>104に、少し苦笑した。
そして続く言葉には、こくりと頷いた後真面目な顔に戻る]

 ……ええ。
 ですが、これ以上様子を見ても人類は変わらないでしょう。

 何より、様子見の時間はもう十分取ったはずですわ。

[会議が開かれた最初の頃こそ、彼女も人類の様子を見ようという意見に頷いていた。
しかし待てども彼らが変わる気配はなく、むしろ繁栄と同時に堕落していっているようにさえ見えていて――他の天使長がどう感じたかは知らないが。]

 ……そういえば、エレオノーレ。
 ずっと聞いてみたかったのですけれど、貴方が人類を厭う理由は何ですの?

[目の前の部下もまた、自分と同じ考えの持ち主ということは知っていた。
けれどその理由やどうしてそう思うのかということは聞いたことがなく、常々問うてみたいと思っていたのだ。
いい機会だと、突拍子もなく尋ねてみる。
彼女はとても自由だった。]

(143) 2014/06/20(Fri) 17:25:10

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