―食堂―
[厨房の後片付けが終わり、二人で食堂へ向かい、一緒の席で同じ物を食べる。
そんな些細な事だけど、それが嬉しくて幸せだ。
母と一緒に食事を取る時とは違う幸福感がある。]
そ、それはぁ、ラフィさんが手伝ってくれたからですぅ。
私はぁ、豪華な物やぁ、凝った物は作れないですがぁ……、温かいご飯を、ラフィさんに作ってあげるぐらいしかぁ……。
[二人で作ったシーフードシチューを口に運んだら。
その美味しさに、自然と表情が綻んで。]
ラフィさんのお仕事はぁ、大変ですからぁ……、帰って来た時にぃ、温かいご飯を出せたら良いなぁってぇ……。
[将来の話をした、と気付いてしまい、恥ずかしくなったのか、最後の方になると、ごにょごにょと呟くみたいな感じの言い方になるかも知れない。]