[竜の背に乗っていたのは、私の想像に反して一人だけ。けれど、話をしてみたいと思った青年ではあったから]少し、よろしいですか?何、今は貴方に危害を加えたりはしませんよ。[許可を取る形で問いはしたが、返事がある前に竜の背へと腰を下ろした後]貴方は私のことを、御領主に選ばれた側近だと仰いましたね。あの時、御領主が羨ましいとも言っていた。あれは、どういう意味で仰ったんですか?[些細なこと、だけれど心の端に引っ掛かったそれを問い質した*]