人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ

[戻れ、と背を押される。
しっかりしろと、肩を叩かれる。

ああ、これは皆の声だ。
この戦いで散っていった、みなの。]


  おまえならやれる。気張るがええ。
  なにしろ、あいつらの子じゃからなあ。
  ほれ。嬢ちゃんも呼んどるぞ。早う行け。

[気づけば目の前でじいちゃんが笑っていた。
ぶん、と振り回した大剣の峰で、吹き飛ばされる。
相変わらず豪快すぎる、とあきれる耳に、別の声が届く。

名を呼ぶ友の声。>>110
幼馴染の、叱咤する強い声。>>131
遠く響く、いつもすかしたあいつの、聞いたこともない"声"。]

(142) 2014/04/02(Wed) 23:53:08

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