[缶詰はカチカチではないものの、仄かに凍り、シャリシャリとしていた。ベッド脇の水もほんの少し溶け出しているようで、人が増えたこともあって少し温度が上がっているようだ。だが、地上どの扉を閉めなければ、此処もまた耐えられない寒さとなるだろう。] あぁ…… あっちの扉は…霊薬店に繋がってたんですけど……[ヴェルザンディが指差した方向の隣の扉を指差す。] 他の2つは…… 多分カークさんが封鎖して下さってると思います…… 封鎖すれば、此処は温度が保たれるようなので……