人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


血晶術師 エディ

[庭の一画に、磨き上げた大理石の玉を並べて行く。
配置は、重ね五芒星の頂点と同じ位置。
その周囲を取り巻くように、水晶を砕いた粉を円形に振り撒いた。

陣の構成を縮小したようなその中心に、調達した触媒の血を注がせる]

 …………。

[紅が供される様子を見る青年の瞳にあるのは、冷めたいろ。
やがて、水晶粉の描いた円の内を紅が満たすと、触媒を下がらせた]

 まだ、死んでねぇなら、手当しとけ。
 ……稀少な触媒、無駄にはできねぇ。

[助手として選び出した術師にぞんざいな声をかけた後、自身は紅に満たされた円へと向き合って]

(142) 2014/09/16(Tue) 23:20:16

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