[>>110やがて女性兵の持ってきた氷を使い、>>93即席の氷嚢を渡されれば素直に従って熱を持った肩にそれを機械的にあてる。
心と共に感覚も麻痺しているのか、冷たさはあまり感じられなかった。
救助艇へ、という指示は遠くに聞こえていたが、衝撃で咄嗟には反応出来ず。
やがて女性兵に話し掛けられれば、ぴくりと肩を動かして。]
…っ、…。
あ、あぁ、すまない…。
[差し出された水筒にそろそろと手を伸ばし、受け取る。
敵から何かを盛られる可能性もあるこの状況であっさりと受け取ったのは、頭がまだ確りと働いていない為。]