―――サシャ、これどこから出て来た!?何か本体みたいなの叩いたら全滅するとか、そんなのじゃ![一隻が二隻、二隻が四隻、四隻が八隻。船の声が正確な判断を妨げるのではないかと思われる程に大きく、雑に響く。増える速度も尋常でなく、打つべき対処を考える暇も無い。また、大元を叩けば良いのではという考えはまずどれがその大元なのかが解らなくなった以上、打ち捨てるしかなくなってしまった。]全体攻撃出来るならなんとかなるんだけど……同時に……あ![思い出した。背中の厚み。]