[などというやり取りをしている傍らが、俄かに騒がしくなる。 見ればそこには、優雅に微笑む姫の姿があって>>138] 姫様……! 先の精霊術と弓術、お見事でした。[騒がしい集団に混じりつつ、敬礼と共に労いの言葉を掛ける。 その間にも料理担当は自己主張に必死で]『姫様! 術を受けた海老、見事に焼き上がっておりますよ!』『それより、今しか食べられない刺身はどうです!? 無論、毒見は済ませました!』[口々に声を掛けつつ、料理の乗った小皿を差し出すのだった*]