人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園生 リヒャルト

― 隠れ里/長の館 ―

[自身が紡いだ願いに沿うように、フレデリカが声を上げる。>>118
年長者たちの間をしばし、ざわめきが過り、それから]

 「……嫌だと言われたら、自分だけでやる……なんていわんよな?」

[教師たちから投げかけられたのは、こんな問いかけ]

 ……あのー、俺、そこまで馬鹿じゃないつもりですけどー。

[さすがにそりゃねぇよ、と思いながら、憮然として返す]

 「そうか」
 「……それは、自分の立場がわかってる、って事でいいんだな?」

 立場って、つまり……。

[返しつつ、上着のポケットに手を突っ込んで。
引っ張り出すのは、学長から託されたメダリオン]

(142) 2020/11/16(Mon) 01:32:32

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