ん?我の頭を愛でたかったのだろう?
なに、幼子のすること。懺悔の言の葉を発せずともよい。
[完全に、子供のすることだと思っているのは>>136、普段の彼を知らないから。
今の彼が、普段の彼だと認識したから。
弟がいたら、こんな感じなのだろうかと、家族のいない自分は思う。
可愛くて、ほのぼのと出来るようなそんな雰囲気だったから。
後片付けを頼んで慌てて走っていく彼の背中を見送りながら、自分の名前を名乗ることを忘れていたことに気づく。
またどこかで会う機会があったなら、その時は忘れずに名乗ろうと思いながら食事の片づけをしたのだった。*]