―村内―[零れた溜息が白い色へと変わる。口元まで覆うようにマフラーを引き上げた。] 仲、悪くはなかったと思うんだけど。[思い返した会話>>116。何かカタリナ自身に理由があるのだと言いたげだった、歯切れの悪い言葉。けれど、声にはされない、逸らされた琥珀色の瞳に過ぎった感情が分からない、から。いつもの様に、深く踏み込み追及はしなかった。]