……。[今までも、一足先に死の河を越えた者たちにはこうして対面をしてきた。してきたけれども―――次なる帝国軍との衝突を前に、もう一度この戦にて命散らした旧友らと語らっておきたくて、安置所を回る。既に埋葬された部下や、本国に搬送された者らにも、意識を向けながら彼方此方を回る。建て直しの時間の一部をそうした物思いに充てることを、部下らも黙認してくれていた。]