人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天軍指揮官 ナネッテ

[───── 大きく。

 宇宙そらに大輪の光の花が開いた。
 地上から後に目にした者はそのように言い、
 別の者は太陽が纏めて何個か爆発したようだったとも言う。

 ともあれ、そこに爆発が起こった。
 天の御子の巡らせた防御の陣を貫き>>136
 御子とそれを庇った大天使を巻き込み、
 更にはその余波に殆ど完成していた術式をも巻き込んだ。

 嵐が夜と昼との狭間の世界に荒れ狂う。
 …やがてその嵐が吹き止んだ時。

 大天使の姿は消え、
 その場には白金色の輝きばかりが残されていた。]

(141) 2017/11/13(Mon) 23:27:56

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