[その真名を教える行為が持つ意味は、自分を捧げる意味でもある。
逆鱗を晒し、そこに触れることを許すことは、他の自分のどの場所に触れさせるよりも特別なこと。
名前を口にするコンラートの唇にそっと自分の指をあてて]
もし誰かに知られることがあったら、ボクはその誰かのいいなりにされる可能性もある。
[精霊術を行使するものが相手の場合には、その可能性も高まるだろう]
だから、その名前は滅多に口にしないでほしい。
もちろんネージュにも秘密だ。
[自分は伝わらないようにコンラートに告げてはいるが、コンラートの声>>134が聞かなかったことにしてもらうことになるだろうか]