人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


神子 アデル

…――は…

[魔血と混ざり合い融合した聖血は、ユーリエのように魔族にダメージを与えることはなかった。
2つの力を併せ持つ、中途半端な血。
むしろ魔を誘うように甘くまろやかな芳香を放ち、馴染み深い魔の血が野茨公を傷を修復し始めるだろう。

それは自然界に存在する、純粋な魔力にそのものに近かった。]

っ、…ぁ

[痛みだけではない感覚を覚えはじめ。抑えきれない溜息が甘く、浅く、漏れる。
果たして野茨公が感じた味は懐かしさか、あるいは"良く知る同族"の誰かの味か。
それを知る術はない。**]

(141) 2014/02/21(Fri) 18:15:24

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