―コテージ跡ー
[コテージは比較的新しい建物なのだろうか。足場も悪くないようであった。今見てもその周辺の街並みは朽ちてると言えども、まあ、かろうじて見て取れるものであったし、リゾート時代の名残といえばそのような装飾を思わせた。
本館とコテージを繋ぐ廊下に、事務室があった。
存在感のある書棚も古めかしい物ではあったが、思うより造りはしっかりとしているようであった
が、それよりも。
視線の先に男がいた>>134民間人の一人だろう。
外見の特徴とファイルの内容を照らし合わせるに、ダーフィト・ルグィンだろうか]
ダーフィト・ルグィンか。
[やはり特に含みもなく声を掛ける]