[扉が開きシメオンの声>>139が近くなる。胸に宛がう手には傷口から伝う赤がぬるりとした感触を伝えていた。シメオンの問い掛けにゆるく目をあけ視線を向けた。] ――存外手強くてな。 野茨公の為の余興と思い剣を交えたが、この様だ。 自らを修道士という、騎士風の男。 未だ健在だろうから、シメオン殿も気を付けて――…[侵入者の情報は僅かだが伝えておこうと弱い声でひとしきり綴った。]