― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―[焼かれた巨大海老は、甲板上でそのまま捌かれている。 少し手の込んだ料理は調理室や食堂で用意されているが、それらも船室との出入り口付近で配られることになるだろうか。 ミヒャエル自身も、焼き海老の香ばしい香りに誘われるようにそちらへ向かう] お疲れ。俺ももらっていいか?[焼き海老を切り分けては串に刺したり、小皿に乗せて配っている同僚船員へ声を掛ける。 作業用のナイフがあるから、彼の手を煩わせずとも自分で切り取って食べるのもいいかもしれない]