[やがて試合が取っ組み合いに変わり始めたころ、 割って入ったシロウの一撃が戦いを終わらせた。] は、ぁぁ…[気付かぬうちに詰めていた息を吐き、 幾度か深呼吸したあと二人へと駆け寄る。]あのっ!寮長!ルーデン先輩!すごい試合でした!見学させて頂いて、ありがとうございました![二人の間に流れる雰囲気などお構いなく、 興奮の面持ちで言って、ぺこりと頭を下げた。]