人狼物語−薔薇の下国

332 【絶望村】貴方と私が乗れない方舟


教会の子 コンスタンツェ

―大広間―
[そして私は彼女の肩に、持ってきた毛布を1枚掛けるのでした。]

持って行って、寒いでしょう?

「でも、コンスタンツェ、あなただって……。」

薬を飲めば平気って、そう言ったのは貴女じゃない。
いいから、持って行って。何なら誰か、寒そうにしている人に譲ったっていいから……ね?

「……分かった。」

[そう言って彼女は、まだ薬を配らなくてはいけないから、と、私の所からも見える青年>>88の方へと向かってゆきました。]

[私はそれを見送り、自分のてのひらの、雪のように白い錠剤に視線を落とすのです。]

……1日分……ね。

[ブリザードがそんなに早く終わるだなんて、一体誰が、信じられるでしょう?]

(141) 2015/05/04(Mon) 21:29:49

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