― 『舞踏場』視認可能位置 ―[その後も襲い来る『異形獣』を退け、ようやく辿り着く『舞踏場』と思われる銀に覆われた場所の近辺。警戒を強めて歩を進めるも、隠れる素振りは微塵も無かった]他の連中はどうなったかね。[確認するには高いところ、と。隠れるつもりは無いために地面を蹴ることに躊躇いは無かった。足元に影を集め、押し上げるようにして家屋の屋根へと上る]