― 龍峡の村・宿屋 ―
『あれ?
ぼくの気配がわかるのっていうか、鏡の精霊が久々ってー……』
……モーント、今はそこ、置いといて。
[向けられた笑み>>134に、珍しく動揺したような鏡の精霊にぽそ、と突っ込みを飛ばして一時黙らせて]
ウェルシュ殿、ですね。
ぼくは、ナハティガルから出向してまいりました、アルビン・ヒッツェシュライアーと申します。
もう少しすれば、隊を率いる姫様もお戻りりなると思いますので、今はゆっくりしてくださいね。
[当の姫と顔見知りとかもう会ってるとかは知る由もないから。
向ける言葉は、当たり障りない歓迎の言葉。
その横では薄藍の仔竜が羽をぱたぱたさせて、虹色の光を散らしている。
目の前の存在への好奇心が、駄々洩れになっているのは一目瞭然。*]