>>121
[ルートヴィヒと…が食事をしてると、拍手と共に歌を歌い終えたカレルが二人の傍にやってきた。…の長い耳がピクリと反応する。]
カレル、久しぶりなのよ!
そうなのよ、ラヴィはけっこう大人になったのよ!人間になるのももうすぐなのよ!
[一度 階段を登っていったカレルが戻ってくると、持ってきた本と革袋をルートヴィヒに渡した。
彼曰く、表紙に写ったウサギが…に似ているとのこと。]
(ほんとなの。毛の色と耳の形はラヴィとそっくりなのよ。
この子も大きくなったら人間になるなのよ?)
[…は本に鼻先を近づけて、鼻をふすふすとさせた。まだ文字が読めないので、今度ルートヴィヒに読んでもらおうと思いながら。]