[黒の跳躍>>137と、銀煌の舞はどちらが先か。身構えるこちらを飛び越し、神樹の巫女へと向かう黒。迷いは数瞬。蒼は上を──玉座に座す魔王を見やる]そっち、任せた![真っ向勝負で相対したい思いはある、が。己が成すべきが何かを思えば、振り返る事はしない──できない。何より、己が先達とも言うべき巫女への信は、表にはあまり出ないが厚い。だから、勇者が選ぶのは、玉座へ向けて、駆け出す事。*]