[その後。手伝いのために駆け付けた里の若者たちが渋るのを、強引な一喝で動かして里まで連れ帰り。帰ったら帰ったで、やはりというか、待ちかまえていたのは受け入れに難色を示す古老と族長だった] だーかーらー! 禍とかそういうのは、考えすぎなの! そりゃ、空から人が落ちて来たとか訳わかんないけど、わかんないものを悪いものって決めつけるのはよくないんだって![嵐が禍を落とした、と騒ぐ古老たちに頭痛を感じながらこう言った後。呼吸整え、改めて父を見た]