[ おそらく、クレステッドとの会話の着地点は見つからないままだろう。
見ているものが、描いているものが違い過ぎるのだ。
だから、その後、何かを言えども、
言い返すことなく会話を畳む。
どのみち、何を言っても、黒と断じた思考には曲がって伝わることは事実で。>>126
ただの通りすがり、と嘘ともつかぬ台詞を吐くゲオルグ。>>96
対照的な者達。>>5:157
肉で腹に満たし、月を捕獲して、天と空に血を塗る狼。
──── 自分が自分で無くなって尚生き永らえるか。
──── 自分が自分である間に自らの意思で逝くか。
その命題の前者の"解答"が目の前にあったか。>>96 ]