───![咄嗟、足が下敷きにならないように自分の身体へと引き寄せて、愛馬が地面に落ちると同時に私自身も地面を転がる。どうやらアリーセの拳を避け切ることが出来ず、愛馬は態勢を保つことが出来なくなったらしい] ……リューエットワール、すまない。 しばらくそこに居てくれ。[膝を突いた状態から立ち上がると、仕切り直すようにアリーセへと向き直る。地面を蹴りアリーセへと迫ると、後ろに引いたレイピアを彼女目掛けて突き出した。狙うは愛馬を殴り飛ばした拳──その手首]