[ 彼女が答えを出したのはいつだっただろう。
ロー・シェンの言葉のすぐ後だったかもしれないし、
もしかしたらかなり時間が過ぎた頃だったかもしれない。
何れにしろ、
彼女なりに考えたのであろう答えを聞けば>>117 ]
…うん。君がそう信じることにしたのなら、
最後まで彼が人狼でないと信じてやればいい
おじさんも草葉の陰から喜んで…ああいや、
まだ死んでいなかったんだっけねえ。きっと、喜ぶよ。
[ どうも顔見知りのこのおじさんには、
寝顔を見るだけで嫌味が飛び出すらしい、と
考古学者は口を軽く手で押さえて言い直しす。 ]
君は君が正しいと思うものを信じればいいし、
間違っていると思うものに従う必要はない。
生き方をラクにするコツさ。…覚えておくといい。
[ 嘘で塗り固めた鎧のような作り物の笑みではなくて
自然な笑顔が溢れたのは彼女の人柄故だったかもしれない。
言い終えれば、考古学者は微かに笑みを浮かべた。* ]