…ありがとう。[囁く声は一撃を与えたことで口元を吊り上げていた老婆は...が発した言葉の意味か、炎を目にしてか、初めて慌てるような感情をみせる。もしかしたら色んな意味で未知なものへの恐怖もあったのかもしれない]…さよなら[穏やかでありながら、冷徹な気を纏う声が落ちると同時に、腕に宿る彗星がどろりと粘着質な液体のようにランダの体を覆い、眩い閃光を放ち破裂した。]