地上に俺達の居場所はないだろう。そんなことは承知だ......
[ guru...と、溜め息にも似た唸りが漏れた、その時、魔王の玉座の後ろに二つの姿が落ちてくる>>132 ]
アーデ、ロヴィン?!
[ 何故一緒に?という、竜の疑問より、見知らぬ竜に名を呼ばれたロヴィンの方が驚いたかもしれない。問われれば、ロー・シェンであると名乗りはするが ]
...いいだろう、今はお前に乗せられておいてやる。
[ アーデがロヴィンを「連れて来た」のは、その様子から見て取れる。ロヴィンが首輪をしていないということも。
だから、と、いうわけでもない。
きっと、これはただの気紛れの範疇...或いは、魔王の監視の一環とでも ]
行くぞ!
[ 竜は異界の勇者に背に乗るようにと改めて促し、天を目指して飛び立った。
今は、花咲く大地を消滅させようとする天の軍勢を退けるため...そしていつか、再び地に降りんとする魔を、食い止める番人となる日も来るだろうか?* ]