───シェン!!![エルナトの背中に張り付いたまま動こうとしない様子に気付き、弾かれたように駆けだした。指導の教員や、救護の担当も近づいていただろうけど意識はあるのか、大丈夫なのか心配で何を叫んでるかも分からないまま声を上げて。いちいち騒ぐな、なんていつも通りの声が返ってきたことには内心ではすごく、安心してだけど震えは止まらなくて]