[やがて地に転げた幻術師の背中が見えてきた>>137。]何やってんだ?あのじーさん。[遠目からだったのではっきりしないが、背中に右手を回しているようだ。どうも怪しい。そう思うや否や、ベルガマスコの右手目掛けて素早く矢を放った。当たるか当たらないか、自分でもさすがに自信が持てない距離だったけれど、迷いとかためらいとかは一切ない。妖術師の目論見を崩すことができれば、今はそれで十分だと思っていた。*]