―― 『世界軸』上層・『月闇の間』 ――
[それから幾許かの時が流れ。
『深淵』なる闇の竜を討伐した場からさらに上へ続く階段を昇った先、
薄暗闇に包まれていても、
不思議と視界が確保できる不思議な部屋(月の満ち欠けを現すオブジェのおかげ?)で、
キアラとともに仔竜の片割れから試練内容を聞いていた。>>#2]
…………。
戦えって話よねえ。別にできなくはない……けれど。
[思わずキアラと顔を見合わせつつ。>>127
できなくはないが、パートナーと定められた相手にその術を行使することへのためらいがこもった表情]