『いい加減に起きろ、永莉斗!』 ――ん、あと6(10x1)分……『此処で寝るということは、試練の脱落を意味するのだぞ? 第1の試練は終わった。しかし、第2の試練が待ち構えていたのだ!』 はぁ? 第2の試練だと? そんな話聞いて……[ぎしとベッドを鳴らして身を起こす。 見下ろすと少女が居た。 首筋に手を当てて、楠はヒヤリとした。 いや、いや…… 大丈夫だ。俺は何もしていない。] ……お、おはよーさん。