― 騎士団野営地・早朝 ―[ソマリアランの天幕を辞した後、青年はそのままヤコブのいるはずの天幕を目指した。朝はまだ浅く、戦いの後にもかかわらず清涼さを含んで静かだ]ヤコブ・バルド。[天幕の外から声を投げる]起きているかい?[敢えて”声”を通さず呼んで、応えを待った*]