人狼物語−薔薇の下国

320 四月の嘘は君の魔法


副官 ウェルシュ

[胸の高鳴りが漸く治まる頃、
積年の禁欲の果てに弛緩したであろうレトの身体から、繋がりを解いていき。
ざああ…と横凪ぐ花弁が、レトと己の身を清潔に拭ってくれる]

――ねえ、カサンドラ。

[桃色の花弁の嵐の中から、ざわりと音を立てて己の指先が現れた。
伸ばした先に見える彼女の貌を、緩く首を傾け見つめる男の双眸は
愉悦に濡れて彼女を、誘惑し]

君も僕に、快楽を与えてくれる…よね…?

[己の言葉は彼女の心を引き裂くだろうか。
呆れさせるかもしれない。

けれど、せめて今だけは閉じ込めたこの空間から
逃がす事はしない、出来ないと… 奴隷は酷く傲慢な笑みを送った]

(139) 2015/04/09(Thu) 01:46:56 (presage)

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