わたくしは自分で占う方を選べない、半端者の占い師です。
それなのに、一人前のようにしゃあしゃあと振舞って、皆さんを欺いて……
……結果も、出すことができなくて……申し訳ありません。
[人狼と守護者の言動は似るものだと、文献にあった。尤もらしい理由を付けようとすれば、人狼の目からは守護者に映るかもしれない。実際、自分も人狼かもしれないと思ったことはあったし>>2:316、人という結果が出て初めて守護者と確信できた。
ならば、守護の力を持つひとに矛先が向きにくいように。
ヤコブを占った理由は特にないのだと協調するように、失敗した結果が彼であったと告げる。
自身の無能を曝け出そうとも。
このことで信頼を失い、守護を失い、野晒しの占い師となろうとも。
人狼に対抗しうる守護の力を持つ者が死んでしまうよりもいいと、そう判断してのこと**]