[矢に集った金気は、地からまた大気へと元来の流れに戻っていく。
金気消耗した身にはそこから比和得るにもきつく、早々に離脱するべきか、と。
思いよぎった所で、こちらに向く視線>>134に気付き、苦笑を浮かべた。
朱雀神からの労い>>136にも、頭を垂れることで受け]
力不足故、この先足手纏いにならぬ為─などと。
情けない理由で申し訳ないが、後はお任せいたします。
[この先向かう方々に向け深い礼で頼んだ後、クリフに向き直り]
クリフ殿。
お邪魔にならなければで良いのですが、これをお持ち頂けませんか。
[言いながら矢筒から一本の鉄矢を取り出すと、己の気を通し輪へと変じさせた]